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- 健康的な食事が好きだと思い込む
正しい食事に移行するにあたり、本当に好きな食材や組合せを見つけることはとても大事だ。健康的なライフスタイルは生活様式なのであり、短期的なダイエットではない。食生活の完全な見直しだ。玄米が嫌いなら、白米を食べて、トマトが嫌いなら、ピーマンを買ってください。常に代用品と選択肢はあり、同じメニューを回すべきではないし、栄養学者のアドバイスにそっくりそのまま従うべきではない。結局のところ、満足感のない人生は人生にあらず。恒常的な制限と強制は、間もない失敗につながるだけだ。
- 水のとりすぎ
よく知られた1日2リットルとは、健康的な人が必要とする平均水分量にすぎない。あえて言うなら、『病院での平均体温』のようなものだ。あなた個人に必要な水分量を知る必要があり、その助けになるのは、医者の下での検査と、栄養学者のアドバイスのみだ。ちなみに、水の過剰摂取は身体全体の働きや、特に泌尿器系での様々な合併症につながる可能性がある。
- カロリーのみに基づいた食品購入
これは正しくない。低脂肪や低カロリーが常に食材の効能を保証するわけではないからだ。身体に必要な他の栄養素の量も重要で、組成にも注意する必要がある。
- ストレスを無視
玄米と野菜スムージーだけを摂ることは可能だが、1日中イライラしたり、事あるごとに不安がっているならば、それが健康への助けになることは全くない。体重増加や不眠、消化器系の問題ーこれは非常に神経質な人を待つ病気の一部にすぎない。週1度だけでもリラックス効果のあるヨガなどをして、身体的ないし精神的な緊張をほぐすことを推奨する。
- 「痛みがなければ結果なし」の原則に生きる
筋肉痛が常にトレーニングの結果を示すものではない。それはしばしば、筋肉が傷つき、トレーニング前にストレッチをしなかったこと、負荷をかけすぎたことを物語る。これは目標達成につながらない。身体が発する信号に気をつけて、タイミング良く止めることを学ぶべきだ。
- マルチビタミン摂取
マルチビタミンは一気に複数の栄養素で身体を満たすが、身体は常に全てのビタミンを必要としているわけではない。最も良いのは、医師と相談の元で身体が必要とするビタミンのみを摂取することだ。他の栄養素は食事を取って自然に摂取する方が良い。野菜やフルーツ、魚を取って栄養素の過剰摂取になることは難しいだろう。
- ルール死守
一切の気の緩みを許さない厳しいダイエット中であっても、自分を甘やかすことを忘れない方がいい。長い制限のなか、自分へのご褒美としてのチョコの1欠片が許されないことは、ストレスと神経衰弱に必ずつながる。そして私たちは今、上に書いたように、それが何につながるかを知っている。
- ガリガリ=健康
不自然なほどやせ細った体型の流行りはすでに過ぎ、飢えと均整の取れない低い体重は正しくなく健康に悪いと、誰もが認識しているかのように思われる。しかしそれでも、多くの人は間違ったライフスタイルを続け、浅はかな食事と厳しい制限で自分を殺している。
- 睡眠不足
朝の運動のために15分早く起きることは良いことだが、トレーニングのため睡眠を犠牲にし始めることは、残念ながら、全く褒められたものではない。筋肉には急速と回復が不可欠で、熟睡することは、まさに緊張と疲れを取り除く助けになるものなのだ。