ガスパイプライン「ノルドストリーム2」の敷設工事 ドイツで開始

ロシアのガスを欧州へ供給するパイプライン「ノルドストリーム2」を海岸へと導く建設現場の準備作業が独ルブミン市で開始された。ノルドストリーム2の運営を行うスイスのノルドストリームAG社が明らかにした。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

この作業プロセスには作業現場の清掃、オフィスビルの建設の完了、パイプラインを敷く沿岸ゾーンでの組立作業の準備が含まれている。

ロシア、黒海底にガスパイプラインを敷設
ノルド・ストリーム2プロジェクトは、全長1200キロ以上に及ぶ2系列のガスパイプラインによって年間550億立方メートルのガスを輸送する。ノルド・ストリーム2のパイプラインはロシアの沿岸部に敷設された後、バルト海を通り、現在使われている「ノルド・ストリーム」と並行してドイツまで敷かれる。

プロジェクトは50%をシェル(蘭・英)、 OMV(墺)、エンジー(仏)、ウニパー(独)、ウィンターシャル(独)などの欧州のパートナー企業がそれぞれ9億5千万ユーロずつ投資し、残りの50%の47億5千万ユーロをガスプロムが出す形で進められている。

全総工費は95億ユーロに上るものと試算されている。

関連ニュース

フィンランド、「ノルド・ストリーム2」建設を最終的に認可

コメント