中国 118人の養子で私服を肥やした女性が逮捕

中国、河北省武安市で数百万元を支払い、118人の児童を養子にしていた女性が刑事犯罪を犯した罪で逮捕された。地元マスコミが報じた。
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逮捕されたリ・リジュアン容疑者は1996年に養子縁組を行い、2007年に民間孤児院「愛の村」を開設した。マスコミ報道によれば、リ容疑者が養子縁組した子どもの数は118人に及ぶ。リ容疑はその活動がマスコミに広く取り上げられたおかげで知名度を上げた。

リ容疑者は有名になると、施設の予算や慈善家か得た巨額の資金を私腹を肥やすために使い始めた。

武安市当局の発表によれば、孤児院に入れられた児童の中には孤児ではなく両親がそろっている子どももいることがわかっている。リ容疑者は当局に対して詐欺をはたらき、国からの支援金を受け取るため孤児院に児童を集めた。また中には誘拐された児童も含まれているとの報道もあることから、警察は誘拐された児童のデーターベースを調べるため、すでに孤児院の児童全員の血液サンプルと指紋を採取している。

市当局はすでに孤児院を閉鎖し、74人の児童を引き取った。また警察はリ容疑者の口座に預けられた2千万元(およそ310万ドル)以上と2万ドルを超す預金を凍結している。当局の発表では、リ容疑者は不動産や高級自動車を多く所有していた事実も明らかにしている。

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