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シリア大統領はギリシャ紙「イ・カシメリニ」とのインタビューで、「この政府と共に我々が成功を収めることができるとは私は考えていない。さらにもう一つ理由がある。それは、トランプ大統領が(米国を)コントロールしているとは我々は信じていない、ということにある。我々は、現実の国家があらゆる米大統領をコントロールしていると考えている。少なくとも最近の40年間、ニクソン大統領の時代から、米国では常にそうだった。それより以前でもそうだったかもしれない。だが今は、それがますます強烈になり、そして最も顕著な例がトランプ大統領だ」と述べた。
シリア大統領は、4月8日に自身を「けだものアサド」と評した米大統領による表現に応え、大統領というものは、まず第一に自らの国民と自らの国を代表する存在であると指摘し、このレトリックが米国文化を代表しているのかと質問を投げかけた。
アサド大統領は、「このような言葉を使う社会が世界に存在するとは、私は考えていない」と述べ、「これが私を個人的に不安にさせることはない。なぜなら、私は状況に対し政治家として、大統領として関わっているからだ。このことが私に個人的に影響することはない。重要なのは、何らかのことがどのように自分の国に、戦争に、テロリストに、そして我々が生きている情勢に影響を及ぼすのか、ということだ」と指摘した。