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ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の研究チームは実験室で月の土壌を合成し、人工的に培養した人間とマウスの細胞に作用させた。結果、ほぼ90%の細胞の機能が乱された。
月のホコリの生態への破壊的作用のメカニズムはまだわかっていない。
ロシアの民間宇宙企業「Dauria Aerospace」に務めるビタリー・エゴロフ氏によると、月のホコリは非常に粘度が強く、服や人間の肌さえも容易に通り抜ける。これまでの月面着陸の期間は宇宙飛行士が地球に健康に害をも及ぼす量のほこりを持ち帰るには余りに短かった。月のホコリと長時間接触することは、致命的になる可能性もあるとエゴロフ氏は警鐘を鳴らす。
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