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報道によると、閣議では、メキシコ国境で不法移民が増加していることが報告され、トランプ氏は「どうして解決策がないんだ」「国境閉鎖が必要だ」などと不満を漏らしていたという。
トランプ氏はニールセン氏について「弱腰」との不満を示していた。ニールセン氏は去年12月、7月に大統領首席補佐官に就いたジョン・ケリー氏の後任の国土安全保障長官に指名した。ニールセン氏は9日の閣議直後、周囲に辞意を漏らしたという報道も伝えられたが、国土安保省は辞任を否定している。
トランプ氏は4月、メキシコとの国境の警備に州兵の一部を起用する命令に署名した。命令では、「国防長官は、南部国境の警備確保と、麻薬や密輸品、ギャング集団のメンバー、その他の犯罪者、また不法移民の流れを止めるという目的を持った他の必要な行動の実現において、国土安全保障省(DHS)を支援しなければならない。国防長官は、当該任務遂行における支援のため、州兵を動員しなければならない」と述べられている。