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TANAPは年間に160億立方メートルのガス収容量をもつ、ロシアによるヨーロッパへのガス供給に対する代替ルートであり、グルジアとトルコの国境からトルコの西部国境にかけて敷かれる。TANAPはトランス・アドリアティック・パイプライン(TAP)とともに「南ガス回廊」の一部をなしている。
「南ガス回廊」構築構想では、100億立方メートルのアゼルバイジャン産のガスを、カスピ海からグルジア、トルコを通ってヨーロッパまで輸送する予定だ。初期の段階では、シャフ・デニス・ガス田からガスを供給する計画であり、将来的には他のガス田も併せて運営していく。