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iTVは、「ヤロスラフ・ムードルィイ」とみられる哨戒艦艇がうつっている動画を撮影した。iTVによると、米国とロシアの船員らは、紛争回避に役立つ冷戦時に確立された通信制御手段で無線通信を確保している。
iTVは、2016年6月に「ヤロスラフ・ムードルィイ」と「ハリー・トルーマン」はすでに地中海で遭遇しており、当時「ハリー・トルーマン」を護衛していた米国の駆逐艦「グレーヴリー」が、「ヤロスラフ・ムードルィイ」を「追い払う」ために危険な進路変更を行ったと指摘している。「グレーヴリー」は「ヤロスラフ・ムードルィイ」に60-70メートル近づき、180メートル離れたところで「ヤロスラフ・ムードルィイ」の進路を横切ったという。
なお当時、米国防総省は、ロシアの船員が偽の信号を出し、「グレーヴリー」 に接近し、米海軍の行動を妨害しようとしたと発表した。
ロシア国防省は、米国防総省の声明を「非職業的だ」と呼び、ロシアの「ヤロスラフ・ムードルィイ」は5海里以上離れていたため、その行動で米空母の動きに影響を与えることは一切できなかったと指摘した。
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