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救出劇の様子はムンバイ駅に設置された防犯カメラにとらえられた。映像には、動き出した列車にむかっておさない女児の手を引いて走り乗ろうとする母親の姿が映し出されている。母は車両に飛び移ったものの、女児は母の手から離れ、車両とプラットフォームの間に落ちてしまった。
その瞬間、プラットフォームのベンチに座っていた軍服を着た男性が間髪入れず立ち上がり、女児を引き上げた。男性も女児も軽い打撲を負ったものの、命の別状はなく、駅の医務室で手当てを受けた。
危険を冒した母親はムンバイに来たのは初めてで、「汽車がこんなに早く加速するとは思わなかった」供述している。父親のほうは「娘の命を救ってくださった方への恩は一生忘れない」と話している。