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ウクライナ保安庁は「プロパガンダを行っている反ウクライナ情報リソース『リア・ノーヴォスチ・ウクライナ』のキリル・ヴィシンスキー責任者に、犯罪を犯した容疑が告げられた。彼は拘束されている。ウクライナ刑法第111条1項(国家反逆罪)で刑事訴訟が起こされた」と発表した。
ウクライナ保安庁のビクトル・コノネンコ副長官は、ヴィシンスキー氏が「破壊活動」をするためにクリミアへ行き、ウクライナへ戻った後、数人のジャーナリストと共に、独立を宣言しているドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国を支援するキャンペーンを展開したと発表した。
ウクライナ保安庁は、ヴィシンスキー氏は2つの国の国籍を有しているが、ウクライナ人として裁判にかけると主張している。
ウクライナでのジャーナリストらに対する圧迫の事例は数十件に上っている。ロシア外務省は欧州安全保障協力機構(OSCE)諸国と欧州評議会加盟国、また複数の国際組織に対し、マスコミに対するウクライナ政府の政策を非難するよう呼びかけている。ウクライナ政府は再三、同国内でのロシアメディアによる活動を制限してきており、その中にはロシアからのジャーナリストらに対するウクライナへの入国の定期的な禁止も含まれている。