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研究では、水虫は抗生物質も効果を発揮できない「スーパーバクテリア」に変化し、治療薬をはねつける耐性を有するようになる。こうした水虫の治療薬は実は、皮膚の疾患、口腔炎の治療や農業で頻繁に悪用されている。
研究者らは、水虫薬のこうした力を看過していると、近い将来恐ろしい事態に至ると警告を発している。水虫治療薬が殺傷するのは水虫のなかでも弱い菌だけで、強い菌は生き残り、進化し、抗菌薬剤への耐性を発揮し始める。この研究結果をふまえ、専門家らは脅威に立ち向かえる物質の開発を呼びかけている。
研究では、水虫の感染は乳がんやマラリアよりも致死率が高いことが立証された。