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多くの致命的疾病の対策で有効なタバコの成分が見つかる

シュッコンタバコに含まれるたんぱく質は、黄色ブドウ球菌やヒト免疫不全ウイルス(HIV)、ジカウイルス、脳炎ウイルスなどによって起きる感染症対策の助けになる性質を持っている。オーストラリアのラ・トローブ大学の研究チームによる論文はサイト「MedicalXpress」で紹介された。
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シンクロトロンを使った研究でタバコの原子構造を示す画像を入手し、タバコに含まれるNaD1ペプチドがカンジダ・アルビカンス菌の細胞膜を破壊することを特定できた。この菌は良性の微生物を殺し、免疫不全のヒトに危険な疾病を引き起こす。

さらに、NaD1は菌が突然変異して抗生物質に耐性を持った後でも菌を殺すことができると判明した。

MedicalXpress」によると、研究チームは、上記感染症が現代の保健における主な問題の1つだと指摘。それらの感染症は世界の8人に1人の死因となっている。チームは、今回の発見が人の命を救い、抗生物質が持つような深刻な副作用を持たない新世代の薬品の開発の基礎になることに期待を寄せる。

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