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チョウ氏は、ロシアのロボット戦車はすでに実際の戦闘でその能力が試されたと指摘する。これまでに、国防省は「ウラン6」と「ウラン9」がシリアで自らの能力を証明したと述べている。特に「ウラン6」はパルミラの地雷撤去に動員され、数百人の民間人の命を救った。チョウ氏は、強力な武器を備えた「ウラン9」の試験について当局は伝えていないが、シリアの他の最新兵器と同様に、おそらく首尾良く試験を終えているだろうと付け加えた。
チョウ氏は次のように結論づける。「「ウラン9」が示したとおり、技術的には無人戦車の時代がすでに到来している。問題は、世界の軍がそれをどのように扱うかだけである。ロシアはだれよりも先にそれを試し、ロシアの次のステップは他国に深刻な影響を与える可能性がある。」
ロボット戦車「ウラン6」は地雷除去を目的としており、「ウラン9」は戦場での偵察と援護射撃を目的としている。このロボットは驚くべき火力を有しており、対戦車誘導ミサイル、30mm自動砲2A72、7.62mm機械砲が装備されている。「ウラン9」は統一戦術統制システムに組み込まれており、不正アクセスや電子戦に対する保護機能も備えている。