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贈呈式はロシアを訪問中の日本の安倍首相も参加して行われた。
遠藤氏はザギトワ選手への秋田犬贈呈について、日本側はロシアとの友好関係の水準を内外にアピールする好機ととらえているとコメントしている。マサルは24日、東京を出発してモスクワの到着。道中、マサルの同伴は政治家で秋田犬保存会の会長を務める遠藤敬氏が務めていた。
ザギトワさんは大の動物好き。平昌五輪前に日本で行われた強化合宿でみた雑誌から、秋田犬が一目で好きになり、飼いたいと憧れるようになった。
五輪で金メダルを獲得後、日本の秋田犬保存会はザギトワ選手の意向を知り、贈呈にむけた歩みを開始してきた。ザギトワさんと秋田犬のマサルとの初対面は大人数の記者団に囲まれていたにもかかわらず、極めて感情に溢れた感動的場面となった。ザギトワさんは終始笑みを浮かべて子犬を撫で、優しいまなざしをマサルから離すことができない様子だったため、大きな愛情を感じていることが列席者全員に手に取るように伝わった。マサルのほうもすぐにザギトワさんを自分の新しい飼い主と認識した様子で、ザギトワさんが撫でるたびに顔や手をペロペロと舐めて、自分の感じている愛情を示していた。
ザギトワさんが式場に入ると、マサルはすぐにこれが新しい飼い主だとわかった様子で、ザギトワさんを舐めまわした。ザギトワさんはとうとうマサルにあえると知って、胸のどきどきが止まらなかったけれど、やっと会えてとても嬉しいと語っている。
思わず笑いを誘ったのは記者団が写真撮影のためにザギトワさんに近くに寄るよう頼むと、マサルも嬉しそうにそれに答えて近寄ってきたことだった。
マサルは五輪金メダリストのザギトワさん同様、スターになるかもしれない。ザギトワさんは練習には、必ずマサルを連れていくと宣言しており、マサルもスポーツに親しむ機会が増えることは間違いない。
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