アサド大統領が手厳しい非難 米国がシリアのテロリストを支援

シリアのアサド大統領はロシアのRTテレビからの取材に対し、米国主導の西側諸国は依然としてシリア国内のテロリストを支援し続けており、国内紛争の政治的解決プロセスを阻害していると語った。
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アサド大統領は「かれら(欧米諸国)はこれを行っており、テロ組織に支援し、シリアに潜入するために新たな力(編集部:兵器、人員)を供給して、政治プロセスを阻害している」と明言している。

アサド大統領はさらに、シリアが化学兵器の使用と非難を受けるのがなぜ無意味化を説明した。

「いかなる場合も我々は化学兵器を所有していないし、それを自国民に向かって使用することはありえない。なぜならシリアでの主たる戦いは国民の心と頭脳をかけて行われたからだ。そしてこれに我々は勝利した。自国民に対してどうして化学兵器を使うことなどできようか? 誰の支援を得ようというのだ?」

アサド大統領は化学兵器使用の発表に理論上かみ合わない点があること、地元民自身が化学兵器の攻撃を否定していることに注意を喚起した。化学兵器攻撃があったと噂されたのは、シリア軍の東グータ地区での勝利後だった。

「この地区には軍部、武装戦闘員、民間人が多数、密に暮らしている。化学兵器が使用されたならば、この全員が被害を受けたはずだが、そうはなっていない。」

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