スプートニク日本
共同声明は「これは世界市場に深刻な混乱を引き起こし、WTO(世界貿易機関)のルールを基にした多角的貿易体制の終焉へと導きかねない」としている。
さらに「両大臣(マルムストローム氏と世耕氏)は鉄鋼とアルミニウムへの追加関税や割当枠に関し大きな懸念を共有した。関税と割当枠について、双方は国家安全保障という根拠の下では正当化されないと考えている」と共同声明は続く。
ロス米商務長官は31日に記者会見を開き、6月1日よりEU、カナダ、メキシコからのアルミ製品と鉄鋼製品に輸入関税をかけると表明した。
トランプ米大統領が鉄鋼製品とアルミニウム製品に関税を導入すると決定したことは、ほぼ全ての貿易相手国との関係をこじらせた。相手国は関税導入の場合には報復措置を取ると警告している。
関連ニュース