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デヴォン州トットネス市在住のエミリー・ロジャーズさん(39)は8歳の時、花崗岩で頭部を強打したことがきっかけでてんかんを発症した。この病は一生涯治らないことを知ったエミリーさんはうつ病にもかかってしまったが、それを克服する助けとなったのが芸者のことが書かれた1冊の本だったという。
エミリーさんはその本を読むと、本人いわく「小さな蓮」を意味する「ハチコ」というニックネームを名乗り、芸者になりきることを決めた。エミリーさんは毎日2時間を費やし、自分で着物を着つけし、芸者の化粧を施している。そして芸者に変身すると町に出て、ショッピングなどを楽しむ。エミリーさんいわく、以前は芸者に変身するのに丸一日の時間がかかっていたが、今は2時間でできるようになった。
エミリーさんはてんかんを克服しようにも治療は全く役に立たなかったものの、新たなホビーは不治の病に落ち込みそうになる自分を鬱から救ってくれたという。
瞑想が気持ちを落ち着かせてくれるんです。それともうひとつ、自分で自分のために何かを行っているのだという気持ちが。
エミリーさんは日本に行ったことはない。芸者についてはたくさんの本を読むことで想像を膨らませている他、日本の伝統楽器である尺八、三味線の稽古も行っている。
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