スプートニク日本
特徴的な形状から「眠れる獅子」という名がついた真珠は、金メッキされた真鍮の小箱に入った状態で落札。真珠は1765年、中国からオランダ東インド会社の船に乗ってオランダに運ばれたと見られる。なお当時、大型真珠の輸出は禁止されていた。
最初の所有者となったのは東インド会社会計主任のヘンドリック・コンラッド・サンデル。彼の死後、1778年に真珠はアムステルダムでエカテリーナ二世によって落札された。「眠れる獅子」はエルミタージュで保管されていたが、1867年、宝石商のリュドヴィク・ウィレム・ファン・クーテンが購入。真珠はクーテンの家で数世代に渡り保管されていた。そしてタイムズ紙によると、今回の競売により、日本人の手に渡った。