デンマークで顔を覆う衣服の着用が禁止される 違反者には高額の罰金

デンマーク議会は5月31日、女性が公共の場で顔を覆う衣服を着用することを禁じる法案を賛成多数で可決した。The Localが伝えた。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

1回目の違反に対しては約134ユーロの罰金が科され、4回目からは1340ユーロの罰金となる可能性がある。法案の議論中には、自由刑による処罰も提案されたが、拒否された。

ヒジャブの女性、英版VOGUEの表紙を初めて飾る
移民局のマーティン・ヘンリクセン氏は「議会は、ブルカもニカブもデンマーク文化の一部ではないことを明確にした」と述べ、「もちろん我々が守るべき自由がある。だが他人の自由を制限するかもしれないイデオロギーを促進するために被り物を使う人たちがいる」と指摘した。

デンマークのポールセン法相は、警官が女性たちに被り物を脱ぐよう強制することはないとし、「ブルカやその他の衣類を脱ぐよう力で強制することは望まない。違反者には帰宅を求めればいい」と述べた。

2011年、フランスは公共の場で顔を覆う衣服の着用を欧州諸国で初めて禁止した。

関連ニュース

サウジ、ミニスカートで街を歩いた旅行者をしょ

コメント