貿易戦争、米国にもたらす打撃とは=米紙

米国労働市場の維持に向け、トランプ氏が仕掛ける「貿易戦争」は、米国労働者に対して負の影響をもたらす。米紙「ビジネス・インサイダー」が伝えた。
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鉄鋼に対する関税導入は、生産者にとっては喜ばしいものである一方、鉄鋼やアルミニウムを消費する企業の間では問題が生じる。そういった企業は支出を減らす方法の創出を迫られる。多くの場合、それは労働人員の削減である。

トランプ氏、関税導入について語る
同紙は、「関税、そしてその他対抗措置が鉄鋼や非鉄金属(特にアルミニウム)を生産する企業でおよそ2万6千人の雇用増をもたらすが、その他の経済部門ではおよそ49万5千人の失業につながる。総失業者数はおよそ47万人となるだろう」と予測する。

米国は、欧州、カナダ、メキシコ、韓国、そしてその他の国々から輸入される鉄鋼やアルミニウムに関税措置を施した。トランプ政権は5月末、対中追加関税の対象として予定する最終的な品目リストを、6月15日に公表することを約束した。

米国のこうした行動は、貿易戦争を勃発させるものとして幾度となく非難の対象となっている。

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