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バルセロナ大学の医師らが、大学生164人を対象に実験を行った。学生は3つのグループに分けられた。1つ目のグループはメトロノームに合わせて胸部を圧迫し、2つ目のグループは「恋のマカレナ」を歌いながら、3つ目のグループは、何も使わずに行った。
各グループが2分間の心臓マッサージを行った後、最も上手くできたのはメトロノームを使った1つ目のグループであることが分かった。同グループの91%が1分間に100~120回の正確なテンポを刻み続けた。2番目に良い結果を出したのは、「恋のマカレナ」を歌った2つ目のグループだった。同グループの74%がテンポに合わせることができた。最も悪い結果だったのは、何も使わなかった3つ目のグループで、テンポを守れたのはわずか21%だった。
学者らは、メトロノームの効果の方が高かったが、メトロノームがその場にないこともあるため、「恋のマカレナ」を知っていることで誰かの命を救うことができるかもしれないと指摘している。