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正恩氏は「首脳会談での安全を非常に懸念しており、殺害を恐れている」と首脳会談の環境を整備する協議に詳しい2人の関係者がブルームバーグに伝えた。
ビジネス・インサイダーによると、核ミサイルで米国を脅していた正恩氏は、自国での暗殺を危惧している。そして国際空域を通る片道4000キロ以上の空の旅の安全対策は領内に比べ減り、極めて危険だと感じられる。韓国との国境沿いにある軍事境界線への移動時には、膨大な量のセキュリティ策が講じられていた。
ビジネス・インサイダーはまた、正恩氏の危惧には理由があると指摘。ドネツクで起きたマレーシア航空MH17便の墜落事件は、墜落の際に誰かの責任を証明することは極めて難しいことを示した。
その上、北朝鮮が見るところ、会談に関する合意に関わらず、米国政府があらゆる手段をもって北朝鮮の現体制を排除することを依然として夢見ている。そのため、挑発を除外しない。北朝鮮の懸念が根拠を持たないとは言い切れず、ペンス米副大統領が最近、北朝鮮が非核化に応じなければ「リビアのようになる」とけん制したことは記憶に新しい。
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