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研究者らは、ウクライナ北西部の集落14カ所で牛乳を分析。このうち6カ所で放射性セシウムの水準が成人にとってのウクライナの安全基準(1リットル当たり100ベクレル)を、8カ所で子供にとっての安全基準(1リットル当たり40ベクレル)を上回っていることが判明した。
事故により被災し、今回調査された地域の土壌における放射性元素による汚染レベルはあまり高くないものの、セシウムは食品の中で蓄積され続けている。
学者らの指摘によると、リスク低減のためには単純な方策をとることができる。例えば、セシウムが牛の血液中に取り込まれることを許さない物質を餌に含める、といった方法がある。