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耿報道官によると、「今朝行われた(米朝首脳)会談は、中国が目にしたいと望み、取り組んできたことを反映している」という。耿報道官は、「我々(中国とロシア)は双方に対し、米国に対しても、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対しても、直接対話の実施や相互信頼の確立、外交的交渉による問題の解決を呼びかけてきた。私の意見では、我々の呼びかけと全ての関係国の努力が、今回の会談が行われることに自らの建設的な役割を演じた」と述べた。
ロシアと中国は、朝鮮半島問題を解決するためのロードマップ(「ダブル・フリーズ」プラン)を作成した。露中は特に、北朝鮮に対しては核実験とミサイル発射のモラトリアム宣言を、韓国と米国には地域での演習を控えるよう提案した。
またこれと並行して対立する当事国らが武力不行使や朝鮮半島の非核化に尽力を傾ける意向を含む相互関係の共通の原則を確認することも提案されたほか、ロシアは、徐々に信頼を回復させ、6カ国協議再開のための条件をつくり出すロードマップの作成も提案した。
これらの提案は、すでにドイツをはじめとした複数の国の支持を受けた。一方、米国はいつものように北朝鮮問題の解決では軍事的手段を含むすべての選択肢が検討されているとの声明を表していた。
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