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執筆者によると、BMPT‐72「ターミネーター」の第3世代は、空中や地上の目標、また敵の人的・非人的戦力といった全種類の目標を撃破できるようになるという。この際、新型ターミネーターには、軌道を変更でき、また飛行中の破壊が可能な「地対空」弾薬が装備され、この弾薬により、「ターミネーター3」が無人航空機を撃墜することが可能になると、記事では強調されている。
しかし、執筆者の考えでは、BMPT‐72を対ドローンプラットフォームに変化させることは一連の問題を呼び起こす。専門家は、「ターミネーター3」が大砲や擲弾筒、機関銃、対戦車ミサイル、対艦兵器を装備するだろうと指摘。
「ただでさえ9つの異なる兵器システムがこの車両に取り付けられているなら、無人航空機と戦うための兵器をどこに配置するべきなのか?電波探知ステーションをどこに取り付けるべきなのか?仮に電波探知ステーションがなければ、『ターミネーター』が戦うことができるのは、直接の視界の距離にある小さなドローンだけとなる」と判断している。
これに関して、ロシア軍産複合体参与会の専門家会議メンバーのヴィクトル・ムラホフスキー氏はスプートニクに対し、「ターミネーター3」にはいかなる問題も生じない、なぜなら、この兵器向けには特殊な武装が開発されつつあり、この武装によって無人航空機を撃破するための射程距離を拡大できるからだと語っている。
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