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ニュージーランド・ヘラルド紙の報道によれば、男性を起訴したのはオークランド裁判所。被告人は5月4日、展示物の人体の足から指2本を盗んだ。被告人は罪状を認めており、今年後半に開始される裁判まで自宅待機となった。
裁判所の出したレポートには盗まれた指は時価3813ドルで、すでに展覧会に戻されていると報告されている。
「ボディー・ワールズ・バイタル」は人体を展示した移動展覧会。展示物に使われている遺体は液体と脂肪をプラスチックに入れ替えて可塑化されている。ニュージーランドでは今年4月からスタートしていた。
このメソッドは1970年代、独ルプレヒト・カール大学ハイデルベルクの有名な解剖学のギュンター・フォン・ハゲンス教授によっては学生に解剖学を教えるために編み出されたもの。ハゲンス教授は1997年に「ボディー・ワールズ」と題する展覧会を設立。移動展覧会は全世界をまわり、今までに4500万人以上の入場者を集めている。