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チェルチェソフ監督は、選手らに挨拶をするヒディンク氏の通訳も務めた。
ヒディンク氏は「選手らと会えてうれしい、幸運を祈る」と型通りのスピーチを行ったのだが、チェルチェソフ監督はヒディンク氏のスピーチを見事に曲解して訳した。
「私は君たちと会いたくはなかったが、監督が私を連れてきた。私とプレーしたほうがもっとよかっただろうが、君たちは運がわるかったので、我慢するしかないな。通りを歩くとこんな風に言われる。『鬚をつけてやれ。こいつを変えてやれ』と言われる。」
ヒディンク氏はスピーチの最後は、ロシア語で選手らに成功を祈って締めくくった。このチェルチェソフ監督の「通訳」はロシア代表を笑わせたが、この笑いは一部には神経のひきつりによるものだったかもしれない。
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