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英紙『The Sun』が報じたところでは、カナダの研究チームは、対象物を通過する光波の変化を利用することにより、姿が完全に見えなくなる機器を開発した。
「スぺクトル(分光)マント」と名付けられたこの機器は、日中の眩しい光の下でも機能する。
この魔法のマントの開発には、各国の研究者が様々なアイデアを提案して取り組んでいる。カナダの光学研究者らは、対象物を通過する光波の変化を観測した。最終的に、彼らは、一方から通過する光の緑色の波長を青色に変化させるマントの開発に成功した。その後、光は対象物の反対側からは緑色に戻る。この状況下で像が歪むことはないが、対象物自体は人間の眼では認識できないようになっている。
この方法により、同様のマントが直面していた問題である対象物から光を反射する際に起きるちらつきを解決している。
研究を率いたカナダのホセ・アサーニャ氏は、「我々の研究は、迷彩マントの開発分野で大きなブレークスルーとなった」と語った。
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