アジア通貨危機再来の可能性を指摘=バンク・オブ・アメリカ

米銀大手のバンク・オブ・アメリカ(BAC)は、1998年のアジア通貨危機と同様の危機が世界の株式市場で起こる可能性があると警鐘を鳴らした。ブルームバーグが伝えた。
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BOCの専門家集団は、株価トレンドの分析の結果、1998年のアジア地域で起こった経済危機、及びロシアで起こった債務不履行(デフォルト)が再来し、ドル高の圧力の下で発展途上国の株式市場が崩壊すると予測する。

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同行投資分析官のマイケル・ハートネット氏は、「ドル高、米国債フラット化、発展途上国の株式市場の縮小など、これらすべてが20年前の状況と似ている」と述べた。

同行の投資分析官らは、それらすべての現象を1990年代のそれと比較している。90年代初頭の政策はドル高を導いた。3年間で米ドルが25%上昇し、発展途上国の株式市場は縮小した。現在、発展途上国の国債市場は縮小している。

一方、ブルームバーグはドル高、米国債フラット化、発展途上国の株式市場の縮小は他のファクターにより引き起こされたものであると指摘する。

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