国連:対露制裁は欧州に最も打撃を与えた

西側諸国によるロシアに対する制裁は、EUに最も打撃を与えた。権利と自由に対する一方的な強制的措置の悪影響に関する国連特別報告者のイドリス・ジャザイリー氏が、通信社スプートニクのインタビューで述べた。
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制裁は、ロシア自体にとっては欧州からの輸入が習慣化した農産物をはじめとした製品の生産発展を促進した。

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ジャザイリー氏は「ブリュッセルを訪問した時、欧州農業生産者連盟事務局長は、ロシア市場の閉鎖による損失は補償されず、欧州の小規模農家がEUとロシア間の政治的対立の報いを受けるのは不公正であると語った」と話した。

ジャザイリー氏は「このアプローチは時代遅れだ。そして自分に打撃を与えずにロシアに打撃を与えることはできない」と説明した。

また同氏は、制裁対象国だけでなく、制裁の自国の市場及び世界市場への影響も詳細に調査する必要があるとの確信を示した。

ジャザイリー氏によると、このような調査は、政治的動機によって承認された対ロシア制裁が発動される際には行われなかった。

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