クレムリン「米体制は先入観の虜」 露政府をマフィアにたとえた発言に

ロシアのペスコフ大統領報道官は、ロシア政府をマフィアにたとえた米共和党のジョン・ニーリー・ケネディ上院議員の発言についてコメントし、米国の権力組織が「ステレオタイプの虜に」なっていると述べた。
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ペスコフ報道官は、「もちろん、このような言葉を理解するのは難しいし、どのような文脈でこれらの言葉が述べられたのか、私は知らない。上院議員は実際ここに滞在し、我々の国を評価したり、我々の指導部としばらく話をしたりする機会を持っていた。我々はバラ色の眼鏡をかけてはおらず、米国の政治権力組織がどれ程、a)ステレオタイプの虜になっているか、b)国内における非常に恐ろしいロシア嫌いの圧力にさらされているか、ということについて非常に良く理解している。我々はこのことを非常に良く理解している」と述べた。

これに先立ち、ケネディ上院議員は、米議員代表団メンバーの一人としてロシアを訪問していた。訪問の総括について米議会で語ったケネディ上院議員は、ロシア政府と交渉を行うことが「マフィアと合意に達しようとする」ことに等しいと発言。交渉の雰囲気を「けんか腰」と評し、ロシアのラブロフ外相を「いじめっ子」と呼んだ。またケネディ上院議員は、ロシアには政治哲学が欠如しており、その代わりに「金銭と力の哲学」があるとの確信を表明した。

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