スウェーデン 海洋投棄の旧兵器の毒がエビの体内から検出

スウェーデン西部の海岸で第2次世界大戦後に海洋投棄された昔の兵器が見つかり、その付近のエビを調べたところ、体内から化学物質の痕跡が検出された。11日、スウェーデン国家水資源局が明らかにした。
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第2次大戦後、スウェーデンの連合国らはスカゲラク海峡の諸島の付近で28隻の船を水深200メートルの海底に沈めた。この際沈められた兵器のなかには戦場用化学物質、弾薬が含まれていた。

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2017年にプレイスで行われた調査では、ヨーロッパアカザエビにヒ素を大元とする有害物質のジフェニルクロロアルシンが少量含まれていることがわかった。ところが今年になって行われた調査では、同じ物質が船が沈められた海域に生息するエビからも検出された。

エビの体内から検出された有害化学物質が錆びた爆弾から出ている可能性もあるため、専門家らは同水域での漁業を一切禁止とする必要性を唱えている。

現在ある資料によれば、バルト海の海底に投棄された兵器の量は合計で5万トンとされている。また北海、大西洋にはそれよりもはるかに多い数十万トンが廃棄されている。

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