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国防最前線 最新鋭ロシア兵器が核均衡を回復する仕組みとは

今年3月、プーチン大統領は毎年恒例の年次教書演説で、新型兵器6種類を紹介した。演説によると、これら兵器は世界に類を見ない。
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兵器の発表はロシア国内外で多くの反響を呼んだ。ジョン・ハイトン米戦略司令官は、米国にはこれら兵器に対する効果的な防御手段がないと指摘。また、すでに緊張が高まっている国際情勢を悪化させるとして、ロシアの攻撃的な軍事力強化が非難された。

ロシア側は反論し、新型兵器の開発が強いられた措置であり、米国が何度も乱そうとした核均衡を回復させることが目的だと主張した。

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ロシア政府は論拠として、北大西洋条約機構(NATO)がロシア国境に近づくよう東方に拡大しないという約束が破られていること、そして米ミサイル防衛(MD)システムを韓国や日本といったアジアや東欧に配備する計画を挙げた。プーチン大統領が述べるところ、これらは全てロシアの国防力を弱体化させ、核均衡を乱すものである。

「これがアジア太平洋地域のパワーバランスに影響する懸念がある」とロシアのショイグ国防相はコメント。ロシア大統領府も一度ならず、ロシアは軍拡競争を引き起こしておらず、米国とNATOの行動こそが、彼らのMDシステムへのぜい弱性がないであろう兵器開発をロシアに強いたと発表している。

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