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イリノイ州立大学の学者たちは、オメガ3脂肪酸の代謝によって形成される特別な物質エポキシドEDP-EAが身体に及ぼす影響のメカニズムを研究した。結果、この化合物が癌細胞を破壊し、悪性組織に関連する新たな血管の形成を遅らせたことが明らかとなった。
また学者たちは、エポキシドEDP-EAが欠陥のある細胞の移動を抑制したことも発見した。研究参加者の1人、ティモシー・ファン氏は、癌細胞の移動を防ぐ治療は、転移を防ぐのに有効である可能性があるとの見方を示した。
学者らは、化学療法は最も基本的かつ有効ながんの治療法となっているが、オメガ3脂肪酸を多く含む食品をベースにした食事は、がん予防の効果的な方法となる可能性があると指摘している。