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砕氷型タンカー「ウラジーミル・ルサノフ」と「エドゥアルド・トルリ」はそれぞれ17万2000立方メートルのガスを積んでいた。ガスはヤマル半島の南タンべイスコエガス田から供給された。
中国江蘇省南通市如東の港ではロシアのノバク・エネルギー省やロシア天然ガス大手「ノバテク」ミへリソンCEOなどの公式代表団がタンカーを出迎えた。
ヤマルLNGの株式はノバテクが50.1%、仏トタルと中国石油天然気集団がそれぞれ20%、中国シルクロード基金が9.9%取得し、プロジェクトを共同で実現している。現在のところ動いているのは第1プロジェクトだけで、第2プロジェクトは今年8月に開始を予定している。
ヤマルLNGは中国へロシア産天然ガスを供給する初めてだが主要ではない方法。並行してガスパイプライン「パワー・オブ・シベリア」の敷設作業が進んでいる。パイプラインを通って、LNGではなく天然ガスが供給される予定だ。「パワー・オブ・シベリア」はロシア天然ガス最大手「ガスプロム」による単独プロジェクトだ。