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巨大氷山が溶け出すと海面レベルにどう影響するか

2017年、南極大陸から分離したラーセン棚氷Cの巨大な氷の氷解によって起きる海面の上昇は数ミリメートルにすぎないものの、これによって引き起こされる他の棚氷の崩壊の方がさらに危険な結果をもたらすという研究者らの学説がCryosphere誌に発表された。
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英バーミンガム大学のニコラス・バーランド氏は「こうした傾向が続く場合、海面の上昇は島国や沿岸都市の生活に大きな影響を及ぼすことになる」と危惧感を表している。

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こうした一方で研究者らの予測はA-68とラッセル棚氷の他の破片が氷解した場合に起きる海面上昇はわずか4センチメートルという楽観的なものから、ジョージ6世棚氷のようにより南の沿岸部にある、より大きな棚氷が溶けだした場合、これは大陸の複数の氷河を一度に支えているため、より大きなカタストロフィーが起きるという恐怖感をあおるものまで様々に分かれている。

海面の高さはこうした場合、22世紀の初頭までに最低2.2センチ上昇する。これによりインド洋、太平洋の多くの島国の生活が否定的な影響を受けかねない。

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