現代版ファベルジェ ロシアの有名宝石職人、インスピレーションは日本にあり【写真】

ロシア・カザン近郊の小さな町に住むアーティスト、イルギス・ファズルジャノフ氏の作品はクリスティーズやボナムズといった競売だけでなく、モスクワクレムリン博物館でも目にすることができる。ロマノフ皇帝のためのインペリアル・イースターエッグを作った宝石商カール・ファベルジェ以来、こうした栄誉にあずかった宝石職人は1人もいない。多くの国際賞を受賞した彼は、「宝石のアカデミー賞」を2度受け取った唯一の人物だ。
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ファズルジャノフ氏(47)はスイスの職人を上回る複雑さと芸術性を持つエナメルのミニチュア作品を作ることができる。同氏は、日本文化が主なインスピレーション源の1つだと認める。

最近の作品のなかには「世界の偉大な頂」コレクションがある。コレクションは現在、5つの山であるアララト、ベスビオ、フジヤマ、キリマンジャロ、ヒマラヤの名前を冠した指輪からなっている。これが富士山を模した指輪だ。

イルギス氏は伝統的な制作アプローチを好む。「非常に興味深い宝飾品が3Dプリンタで印刷される。これは私の道ではないが、関心はある。新しい接着、カット、宝石加工手段が生まれ、宝飾品産業は現在発展している。だが個人的に私はテクノロジーにインスピレーションを探し求めない」とスプートニクのインタビューに語った。

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イルギス・ファズルジャノフ氏の作品
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イルギス・ファズルジャノフ氏の作品

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