日本人サポーターのパスポート捜索 運命の出会い あるロシアW杯ボランティアの思い出

サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会はファンに鮮やかな熱狂を与えた。このスポーツの祭典で運命の人に出会えた人すらいる(この件に関する警告や論争にもかかわらず)。あるボランティアがスプートニクに、恋愛あり冒険ありの物語を語った。
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スプートニク日本

アントン・カリニンさんはW杯で日本語ボランティアとして活動。数度日本を訪れたことがあり、強く愛しているという。

アントン・カリニンさんとファン

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「ハバロフスクに住んでおり、日本語を学び始めたのもそこです。日本を訪れるたび、どれだけ日本人が他人を助ける心構えがあり、丁寧かに気づきます。ロシアでも彼らの役に立ちたくなったんです。とはいえ私の日本の友人は、W杯でロシアを訪れることを少し怖がっていましたが。そのため、W杯で日本人サポーターをあれほど多く見たときの驚きはひとしおでした。

そして、ある日本人女性がパスポートを無くした際に私の日本語が特に役立ったことを嬉しく思います。警察に紛失届を出す助けをして、その後は日本領事館で問題を解決しました。彼女の名前はカオリさんです。パスポートがなくてはロシア対クロアチアの試合を観にソチに行けないととても気を揉んでいました。ちなみに、彼女はロシアチームを応援していました。カオリさんはほぼすべての試合を訪れました。チケットが買えなければ、ファンゾーンで応援です。」

アントン・カリニンさんとガールフレンドとカオリさん

だが恋愛パートに戻ろう。W杯で出会いが多かったのは、開幕後からロシア国内でのデートアプリ・サイトのモバイルデータトラフィックが11倍に急増したことが物語っている。とはいえ、カリニンさんにはデートアプリを使う必要はなかった。彼はボランティア中に運命の人を見つけたのだから。

「私は一緒に働いていたボランティアの女性に一目惚れしました。モスクワでのW杯勤務初日にしてです!秋には彼女と日本を訪れる予定で、東京ではカオリさんに必ず合うよう約束しています。他の日本人サポーターから、ロシア大会が気に入ったと聞くことがとても嬉しかったです。日本人はおそらく、世界一丁寧な人々です。彼らが幻滅しなかったことを理解して、ロシア大会終了時には気分が良かったです。」

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