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米ニューヨークにある有名なホテル「ザ・アルゴンキン・ホテル」には、1920年から猫が暮らしている。ホテルがオープンしたのは1902年。すべては豪華なホテルにお腹を空かせた野良猫が訪れ、スタッフや客にとても愛されたことから始まった。
それ以来、「王朝」は途切れることなく続いている。1匹の猫が「年金生活」に入ると(通常はスタッフの家に引き取られる)、別の野良猫あるいは猫の保護施設から新しい猫がやってくる。
現在のマスコットは、茶トラのオス猫ハムレットだ。なお代々オス猫はハムレット、雌猫はマチルダと名付けられている。
「ヴォーグ」によると、ハムレットは受付カウンターにぶら下がったり、猫用の家から客やスタッフを眺めるのが好きだという。ハムレットにはファンからメールが届いたり、プレゼントが贈られたりするほか、ハムレットのSNSもあり、頻繁に更新されている。
90年以上の歴史を持つフランスのホテル「ル・ブリストル・パリ」にも、4本足の毛の生えたスタッフたちがいる。チーフ猫のファラオは、ロビーで客を出迎え、レストランへ同行する。ファラオは5月末に8歳になった。
ファラオには、クレオパトラという名のガールフレンドがいる。クレオパトラはドイツにある「ブレナーズ・パークホテル&スパ」で暮らしている。クレオパトラの誕生日は4月。ファラオはクレオパトラの誕生日を祝福し、そのお祝いにはロシアのファンたちも加わった。
クレオパトラはもちろんホテルでも誕生日を祝ってもらい、プレゼントを受け取った。
クレオパトラもホテルのマスコット兼お守り役だ。クレオパトラはホテルの客を魅了しているほか、SNSにもクレオパトラのファンが大勢いる。
これより前、神奈川県にある旅館が、ネコを借りて一緒に泊まれるサービスで話題なった。