棺の破壊と埋葬の禁止、中国で開始

中国南東部・江西省の政府が、土地資源を保全する目的で、火葬のみを許可する政策を導入する措置をとり始めた。準備ができている棺を地元住民から強制的に没収し、故人を埋葬する伝統的儀式を禁止している。サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙が伝えている。
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省政府は火葬を、人間の遺体を処分する唯一の許可された方法にする意向。省全体の多くの都市の政府が、土地資源の保全を目的に、火葬のみを許可する政策実行の最終期限を、今年9月までと設定している。

同紙が伝えるところでは、先週末に中国のSNSで拡散した写真や動画によると、贛州市や吉安市、宜春市で、地元農民らの自宅から役人が力ずくで棺を没収。

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木造の棺でできた巨大な山が掘削機によって破壊され、この際に高齢の住民の多くが、棺を守ろうとしてその中で横になった。

中国の住民の一部にとって、遺体が葬式の際に無傷で保たれるよう伝統的な方法で地中に埋葬されることは極めて重要であるため、一部の市民は「遺体商人」によるサービスに走っている。他人の遺体を焼却して証明書を入手し、一方で親戚の遺体は手つかずの状態で埋葬するためだ。これは度々、秘密裏に行われている。

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