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AFP通信によれば、31日にかけての深夜、中央アフリカ共和国のシビュー市の近くで記者証を所持した3人のロシア人が殺害された。
AFP通信の情報筋によれば、「遺体はシビューから23キロ離れた場所で発見」され、「3人は武装した不審者らによって殺害された。」
遺体は中央アフリカ共和国の首都バンギの病院内の遺体安置所に搬送された。ロシア大使館からはすでに身元確認のために外交官らが現場へ向かっている。
ロシアのマスコミが伝えたところによれば、殺害されたのはオルハン・ジェマリ氏、カメラマンのキリル・ラドチェンコ氏、演出のアレクサンドル・ラストルグエフ氏。
スプートニクの消息筋情報によれば、中央アフリカ共和国で殺害されたロシア人ジャーナリストらは地元の暮らしを伝えるドキュメンタリー映画を撮影していた。
ジェマリ氏の元妻で同じくジャーナリストのイリーナ・ゴルディエンコ氏は遺体を撮影した写真からそれがジェマリ氏のものであることを確認した。
ジェマリ氏は享年51歳。有名なジャーナリストで「ノーヴァヤ・ガゼータ」「ヴェルシア」他の新聞社の政治欄を担当し、ロシア版「ニューズウィーク」では評論員を務めた。北カフカス、南オセチア、アフガニスタン、イラク、リビア、シリアなどで取材活動を行った。