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習近平氏とプーさんが似ているとの指摘は数年前に出された。次第にこの指摘は中国で人気を集めはじめたが、まもなく当局の検閲対象となった。
昨夏には、習近平氏の名前が挙げられなくても、くまのプーさんに言及する投稿がSNSから全て消えはじめた。今年6月には米テレビ局HBOが検閲の犠牲者となった。コメディアンのジョン・オリバー氏が、司会を務める番組「ラスト・ウィーク・トゥナイト・ウィズ・ジョン・オリバー」で習近平氏とクマのプーさんを比較したことがテレビ局ウェブサイトのブロッキングの原因となった。
中国の映画流通業界筋はハリウッド・リポーターに、上映禁止の原因がプーさんではなく、同国でのハリウッド映画上映に対する厳しい制限かもしれないと話す。法律により、米映画会社が中国で上映できる映画の本数は限られており、『プーと大人になった僕』が今年の超大作ではないことは明らかだ。そのため、より多く興行収入を見込めるほかの映画に割当量を充てた可能性もある。