米男性、アラスカからゴムボートでロシア極東に漂着 =ロシア外務省のザハロワ報道官が詳細を

米男性が米アラスカ州からゴムボートに乗ってロシアに漂着した。男性は同州アンカレッジに住んでおり、名前はジョン・マーティン。ロシア外務省のザハロワ報道官がモスクワの記者会見で明らかにした。
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2週間前、マーティン氏は1人乗りのゴムボートに乗ってアラスカ州ユーコン川を下っていると、外海に出た。ザハロワ氏は「複雑な気候条件とナビゲーション機器を持っていなかったことから、彼は海で数日間を過ごした。こうして、ロシア領に入った」と述べる。

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マーティン氏には必要な医療措置が全て行われた。まもなくロシア最東端チュクチ自治管区南東部に位置するアナディリに搬送される。ウラジオストクにある米総領事館もこの旨を発表した。

「彼は大丈夫だ。さらに良くなるだろう」とザハロワ氏は指摘した。

マーティン氏は8月1日、チュクチ自治管区のニヤンビ岬でロシアの国境警備隊に発見され、拘束された。マーティン氏に関する報道は8月3日に流れた。当初、マーティン氏がアラスカから中国に向かっていたと報じられたが、実際にはロシアに漂着した。また、ロシアへの政治亡命を要請したとの報道もあったが、裏付けはない。

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