スプートニク日本
研究者が算出したところ、キツネザル111種のうち105種が絶滅の危機に瀕しており、レッドリスト入りしている。IUCNの種の保存委員会のラス・ミッターマイヤー氏は、これが「マダガスカルのみに生息するキツネザルの非常に高い絶滅の危機」を物語っており、「マダガスカルの生物多様性全体に対する重大な脅威を示している」と警鐘を鳴らす。
キツネザルは食用や愛玩用動物として売ることを目的とした狩猟、そして違法な森林の伐採による生息地の現象に脅かされている。研究者らは、キツネザルが種を運び、森の再生産に一役買っていることを指摘し、その絶滅が取り返しのつかない損害をもたらすとしている。