スプートニク日本
ホライゾン航空のQ400型機を無許可で離陸させた男は、自分のことを「傷ついた男」と呼び、空の上で「穏やかな瞬間」を感じることを望んでいたという。シアトル・タイムズが、従業員と管制塔との会話をもとに報じた。
男は初め穏やかで、着陸に成功したらパイロットとして働くことすすめられるだろうと冗談を言っていたが、その後、どうやって着陸するのか知らないことを認めた。
男は管制塔に「着陸はまったく予定していなかった」と説明した。
その後、男は、燃料がなくなり、「エンジンが爆発するかもしれない」と心配し始めた。
また男は「私のことを大切に思う人はたくさんいる。彼らは私がやったことを知ったら気を落とすだろう。彼ら一人一人に謝りたい。私はただの傷ついた男なんだ」と語った。
飛行中、管制塔と機長1人が着陸を助けようと試み、アクロバット飛行などの危険な操縦を断念させた。
最後に従業員は「残念だ。これが皆さんの一日を台無しにしないことを願っている」と話した。
男は約1時間飛行した後、危険な操縦を行い、機体は墜落した。