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エルドアン氏によると、トルコと米国は60年間にわたり戦略的パートナーだったが、米国はトルコ国民の利益に「一度ならず、一貫して」敬意を払わなかった。
「米国がトルコの主権を敬うよう学ばず、トルコが直面する挑戦を理解していると証明しなければ、私たちのパートナーシップは危険にさらされるかもしれない。」
いち例としてエルドアン氏は、同国で2016年7月16日深夜に起きたクーデターへの米国の反応を挙げた。
「トルコの民主主義の側に立つ代わりに、米国の公人は慎重にトルコの安定を呼びかけた。」
米紙ニューヨーク・タイムズによると、エルドアン氏はさらに、トルコがクーデターの黒幕だと非難するイスラム教指導者フェトフッラー・ギュレン師の引き渡しを米国が拒否していることに言及した。
また、トルコがテロ組織に認定した「クルディスタン労働者党」を米国が支援しているとも批判。トルコ政権は、米国が過去数年で5000台のトラックと2000機の貨物機をシリアのクルド人勢力に武器を供給するため利用したと計算する。
「まだ遅くない。米国は、私たちの関係が非対称的でありうるという誤ったイメージを脱却し、トルコには代替があることを認識する必要がある。一方的なアプローチへの傾向から脱却できず、敬意を払わないことは、新たな友人と同盟国を探し始めるよう私たちに要求する。」
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