デンマーク、ドイツとの国境沿いに囲い建設へ なぜ?

デンマーク環境省は、ドイツとの国境に沿って囲いを建設することを承認した。囲いの建設は近いうちにも始まり、2019年末までに完了する予定。
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ドイチェ・ヴェレによると、囲いの高さは1.5メートルで、68キロにわたって建設される。目的は、デンマークの農場でブタへの感染を引き起こす恐れのある豚インフルエンザやアフリカ豚コレラの潜在的キャリアである野生のイノシシの移動を防止すること。

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デンマークの住民一人当たりの豚の飼養頭数は、平均2頭以上。豚肉は、国の歳入に貢献する重要な輸出品目の一つ。

一方、ドイチェ・ヴェレのサイトに掲載された記事によると、ドイツでは豚インフルエンザの発生事例は確認されていない。そのため、囲いの建設は激しい批判を受けていると指摘されている。

囲いは、西のワッデン海から東のフレンスブルク・フィヨルドまでデンマークとドイツの国境に沿って建設される。

大勢の人が、1100万ユーロの建設費は無駄遣いだと考えているという。

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