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市制記念180周年にあわせたコンサートは、ヤルタ市側の希望によるものだ。企画実現に尽力した一水会の木村三浩代表によれば、音響の問題や運営上の諸問題はあったものの、演奏中の舞台上のスクリーンは創意工夫にあふれ、桜など日本をイメージする美しいもので彩られており、受け入れ側の熱烈歓迎を感じたという。
き乃はちさんのクリミア訪問は2回目。今後は、バフチサライやケルチといった他都市も回って公演したいと意欲を見せている。PANTAさんは今回が初めてで、クリミアを自分の目で見てみたいという気持ちが訪問につながったという。
セヴァストーポリでの単独コンサート。テレビで「サムライの音楽の世界」と紹介
木村氏はヤルタ市当局との会談において、「日本ではヤルタという地名は有名だが、ヤルタ会談については率直に言って否定的な見方がされている。それはルーズベルト米大統領の二枚舌によるものであり、ソ連が悪者だという印象を抱いている人が多い。その結果として北方領土問題があり、我々はこれを乗り越えていかなければならない」と話した。また木村氏は、クリミアに対する経済制裁に反対の立場をあらためて表明した。
クリミア連邦大学の学長と面会した木村氏は日本語学科の新設、日本語を生かした医療分野や農業分野などの産学連携の可能性について協議した。
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