スプートニク日本
懸念を引き起こしたのは、EU離脱後もEUの単一市場に残留するとした英国の計画を激しく批判する文書の提出。外交官らの話によると、この文書提出について英政府が知ったのが、ブリュッセルにあるEU機関ほぼ同時だった。一方で、この情報は機密性を帯びており、英国側の手に渡ることは想定されていなかった。これに対し英政府は「口の軽い」EU官僚の間では、特殊な手段に頼らずとも必要な情報を見出すことは容易であると言明している。
デイリー・テレグラフ紙は英国側もEUが機密情報に不法にアクセスしているのではないかと危険視していると報じている。同記事の筆者によれば、デヴィッド・デヴィス前EU離脱担当大臣は交渉の席にはX線を通さないスーツケースを携えて来ていた他、ハッキングを恐れ、自分のApple製の腕時計をアナログタイプのものに替えていた。
関連ニュース