メドベージェワの新監督、羽生選手が原因でロシア選手権へは同行できず

フィギュアスケートのシーズン開始を告げるグランプリシリーズ2018/2019(米エバレット)がいよいよ10月19日から21日に迫ってきた。12月19日から23日にはサランスクでロシア選手権が行われ、これに平昌五輪女子フィギュア銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ選手も当然カナダから駆け付け、参加するものの、ブライアン・オーサー監督はこれに同行できないことが明るみになった。というのもオーサー氏はもうひとりの門下生の羽生結弦選手のために日本へと飛ばねばならないからだ。
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メドベージェワ選手は現在、カナダのオーサー監督のもとで目前に迫ったシーズン開幕に向けた準備を行っている。

9月9日、メドベージェワ選手とオーサー監督はロシアでのテスト演技に参加するためモスクワにやってくる。ところが肝心のサランスクでのロシア選手権にはオーサー監督は同行できない。同時期に行われる日本選手権に出る羽生結弦選手に同行せねばならないからだ。

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メドベージェワ選手の母親のジャンナさんは「サランスクではオーサー氏の補佐のトレーシー・ウィルソン氏がジェーニャに付き添い、オーサー氏自身は日本へと向かいます。同時期にロシア選手権と羽生結弦さんの出る向こう(日本)の選手権が重なってしまったので」と話している。メドベージェワ選手の新プログラムは明らかにされていない。ただしメドベージェワ自身はプログラムで使われる曲の題名だけはすでに発表している。

とはいえ、ファンが心待ちにしているのはメドベージェワの演技だけではない。ロシアでのテスト演技の会場には手塩にかけてメドベージェワを育て上げたにもかかわらず、弟子のほうから一方的に去られたトゥトゥベリッゼ監督も姿を現す。メドベージェワとトゥトゥベリッゼ監督の関係は、先の平昌五輪でメドベージェワが同じくトゥトゥベリッゼ門下生のアリーナ・ザギトワに金メダルを譲る結果となってから複雑化してしまっている。

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メドベージェワ選手とトゥトゥベリッゼ監督
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メドベージェワ選手とトゥトゥベリッゼ監督
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フィギュア選手のザギトワとメドベージェワとトゥトゥベリッゼ監督
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フィギュア選手のザギトワとメドベージェワとトゥトゥベリッゼ監督との記者会見

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トゥトゥベリッゼ監督はメドベージェワが前触れもなく自分の門下を去った後、これに手厳しいコメントを表した。「私だってグランプリで初めて彼女の姿を目にするというのではなくて、その前にせめて花くらい持ってきて『ありがとう』と言う誠実さがあってほしいとは思いますよ。」

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